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3 posts from March 2012

Mar 30, 2012

インスタント沼

映画「インスタント沼」を観ました。
凄く面白くて3回観た。
3回も観るということは初めてした。
時効警察(観たことないけど)と同じ監督。


好きなシーンはたくさん(というか全て)あるんですが、
痒いところに手が届いた台詞をひとつ。

麻生久美子扮する沈丁花ハナメは、
おしゃれでファッション誌の編集長も務める様な器。
ハナメが、真っ白でおしゃれな骨董品のギャラリーから帰るシーン。



 「オシャレなもんは、むかつくよなぁ。…
 だったらオシャレな雑誌とか作ろうと思ってんじゃねーよあたし。」


そう、そうなんだよ!、と。
自分もいわゆるまぁおしゃれな洋服とかお店とか物を好きで選ぶけれども、
でもおしゃれって嫌いなんだ。
この微妙なニュアンスをいつも言葉に表せません。
だから、このシーンを観て「うわっ!」と思った。

おしゃれなんてくそくらえと言うか、
物事の指針を“おしゃれ”に置いてる人間が嫌いというか・・・
まぁあんまり激しい発言はやめましょう。

他に大事なものがあるんです。




終盤で、ハナメがホースを街から山へ長〜く長〜く伸ばして、
蛇口を目一杯ひねって、
流れ出した水を走って追いかけてゆくシーン。
とっても詩的で感動しました。
大人になっても忘れてはいけないものがあるなぁって。


おしゃれなのに飾り気がなく破天荒で、
ユーモアに溢れていても詩的で哲学的で。
自分が大好きなものがたくさん詰まっている、
それだけで成り立っている非常に稀な映画。

“意味”なんか実はそれほど重要なものでもない。
感じる事ができるかできないかなんだと思います。
全て。


(あ・・・
近頃ようやくそう思える様にもなってきたのかも。)

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Mar 21, 2012

松井冬子「世界中の子と友達になれる」

松井冬子「世界中の子と友達になれる」を観てきました。
横浜美術館。

割と前から作品は知っているけど、
実際に作品を観るのは今回が初めて。
積もり積もった時間の分だけかなり期待して行きました。


初めて観る松井冬子の絵。
その狂気を目の当たりにして、もう成す術もありません。


一つ一つ絵を鑑賞していくというより、
その都度松井冬子本人と対峙しているかのような感覚。
「松井冬子の作品」じゃなく、「松井冬子」を見ているかのような。
ここまで、終始限定的なイメージを保ち続けて鑑賞しきる展覧会も稀だなと思いました。
一度鑑賞を始めてしまったら、もう出口まで松井冬子から逃れられないんです。

あの執拗な感じはなんなんだろう・・・
描かれているものが妙に具体的というか。
生々しいというか。
線のリアリティーのことではなくて、画面に込められた何かが。
キャプションもまた然り。
あれはドキュメンタリーなのか?


なんというか、
身を案じてしまう程に、
尋常ではなかった。

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Mar 11, 2012

Radiohead - From The Basement 2008

Radioheadのスタジオライヴ。

とにかく素晴らしいです。
ショーというか、映画を観ているかの様。
そしてなんという表現力・・・。

これだけ芸術的な文脈で音が形作られていながらも、
こんなにもフィーリングとグルーヴに溢れているというのは・・・

The Gloaming [0:18:30〜]のベースのアレンジが相当格好良い。
CDと違う。


部屋にはろうそくの灯と、
ベルガモットの香り、
Radiohead。

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