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Aug 03, 2007

ル・コルビュジエ展 「建築とアート その創造の軌跡」

 ぐるりと階段をのぼり、ガラスの橋を渡って、薄暗い受付でチケットをもらい、耳が、きーん、となるエレベーターに連れて行かれて放り出された先には、なんだか凄く長いエスカレーター。まだ続くのか、と矢印に聞きたい気持ちをもう少ししまって、伸ばし放題のエスカレーターを上りきると、ここは本当にまだ六本木だろうか、と。耳が、きーん、となって、長いコンベヤに運ばれているうちに、どこかいい加減なところへ運ばれてしまってはいないだろうか。そんな事を考えながら、森美術館に着いた。

070802 ル・コルビュジエ展 「建築とアート その創造の軌跡」。20世紀最大の建築家と呼ばれている。

 展示は、絵画に始まり、彫刻、模型、建築、ビデオ、とかなりのボリューム。建物を再現してあり、中に入れたりするのでとても楽しい。コルビュジエの建築はなんとなくは知っていたが、改めて観るとその美しさの虜になる。建築は、ちいさく額縁に入れて飾るためではない訳で、街の一部となり、人が住んだり、長きに渡り安全に利用するものだ。実にいろいろな事を同時に実現している、という事実が、その造形の美しさをますます美しいものにしているように思う。直線と面。四角、色、曲線。四角、四角。いちいち、ため息が、出る。

 「4つの白い住宅 絵画+時間=建築」という10分程のビデオが上映されていた。建築を分かりやすく分解していて、これがおもしろい。コルビュジエのソファに埋もれて眺めていると、居心地が良くて、このままあしたになってもいいよ、と思った。特に予定もない。




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 余談だが、このビデオの冒頭に使われているピアノの曲がどうしても知りたくなった。最後に紹介されているのを発見したが、これが1秒程しか映らない。長い英語だな。わかったのはそれだけだ。つまり、その後何度も同じビデオを観ることになった。10分あるが、用があるのは1秒だけ。5回も観た。ということは50分か。帰りが遅くなったのはそのせいだな。「Gnossienne」の第一番、という曲だそうだ。

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 全てを観終えて出ると、レストランから運ばれる良い匂い。あ、いいなあ、と思った。料理は運ばれてはこない。

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